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結果

山本寛久が9年ぶりG1優勝

福岡チャンピオンカップ

2023年10月16日6:00公開

ボートレース振興会会長賞メダルを手に笑顔を見せる山本寛久
ボートレース振興会会長賞メダルを手に笑顔を見せる山本寛久

福岡県・福岡ボートの開設70周年記念G1「福岡チャンピオンカップ」は15日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、3号艇の山本寛久(47、岡山)が3コースからコンマ01のトップSでまくりを決め、2014年6月の若松62周年以来となるG1、2回目の優勝。賞金1100万円を獲得して同ランクは52位に浮上するとともに、来年3月に戸田で開催されるSGクラシック出場権も手にした。2着は深谷知博、3着には地元の篠崎元志が入り、1号艇で人気を集めた石野貴之は6着に敗れた。

トップS、問答無用のまくり

最後に大技を披露した。日曜日で天候にも恵まれ、大観衆を集めた優勝戦。3号艇の山本は、3コースからコンマ01のトップSを決めると問答無用のまくりを放つ。内に陣取る石野、篠崎をスリットから置き去りにする鮮烈かつ豪快な勝ち方で、9年4カ月ぶりのG1タイトルを手に入れた。

相棒は、今や全国にその名をとどろかすスーパーエースの61号機。「行き足や伸びは最初からずっとすごかった」というところに、優勝戦前に施したペラ調整で出足や回り足まで完備していた。「選手生活でも一番。生涯一の足だった」というほどの“鬼足”にまで昇華したパワーに「全速です」のSを加えればまさに鬼に金棒だった。

そんなエース機のパワーが勝因になったのは確かだが、それだけではない。「自分がこのエンジンを引いたことで、お客さんをがっかりさせたくなかった。エース機に恥じないレースをすると最初から気合が入っていました」。この“気力”こそが最大の勝因。エンジンと人、まさに人機一体となったことが、9年ぶりのタイトルをもたらしたのは言うまでもない。

このVで来年のクラシック(戸田)の出場権を獲得。SG復帰が確定したが、今年の獲得賞金額も4000万円を超えて52位に浮上したことから年末のグランプリシリーズに前倒しできる可能性も出てきた。「もうSGなんか縁がないと思っていたけどね。でも浮つかないで次の芦屋の一般戦から、またしっかり走るだけ」。四十にして惑わず。持ち前の豪快なレースに円熟味を加えた47歳は、再び大舞台で暴れるべく、一般戦から牙を研ぐ。

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