中スポ・ボートレース予想

結果

峰竜太が通算100勝24場制覇

蒲郡SGボートレースダービー

2023年10月30日6:00公開

優勝戦の1周目2マークを先頭で回る峰竜太(1)=ボートレース蒲郡
優勝戦の1周目2マークを先頭で回る❶峰竜太=ボートレース蒲郡で

愛知県・蒲郡ボートのナイターSG「第70回ボートレースダービー」は29日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、1号艇の峰竜太(38、佐賀)がインからコンマ09のトップSタイで逃げを決め、この大会初優勝。通算100Vと全24場制覇を、ともにビッグで飾る快挙を成し遂げた。SGは2021年・オールスター以来6回目の制覇で、賞金4000万円を獲得して同ランクはレース前の7位からトップに躍り出た。2着は桐生順平、3着にはビッグ初出場で地元の吉田裕平が入った。

峰の峰による峰のための大会

SGボートレースダービーを制し、優勝旗を手に笑顔を見せる峰竜太=蒲郡ボートで(益田樹撮影)
SGボートレースダービーを制し、優勝旗を手に笑顔を見せる峰竜太=蒲郡ボートで(益田樹撮影)

感情が爆発した。70回目となる節目のダービーは「峰の峰による峰のための大会」だった。イン速攻で独走ゴールを切ると、カクテル光線に照らされた主役は右手を何度も突き上げる。「いろんな思いを背負ってきたので結構しんどいですけど、メンタルは強くなって落ちついていけた」。一気に涙もあふれた。歴史、格式あるダービー初制覇。しかもそれは通算100回目の優勝、史上34人目の24場制覇の同時達成だ。

鬼門の蒲郡で何度も流した悔し涙を、歓喜の涙に変えた。今語り継がれる2015年のメモリアル。1号艇でSG初制覇を目指したが、篠崎元とのデッドヒートで2着に敗れ人目をはばからず号泣した。20年4月・65周年では、1号艇ながら湯川のカドまくりに屈しエンストに終わった。

それでも、挫折を味わうたび峰は強くなりSG5冠、7年連続年間勝率1位に輝くなど、ボート界の第一人者に成長した。だが、22年2月に褒賞懲戒審議会で4カ月出場停止のペナルティー。同時に今年8月のメモリアルまでSG出場権を失った。

「自分がやらかしたことは一生消えないし、十字架を背負っていかないといけないと分かっている。今はボートに恩返ししたい気持ちだけ」。復帰後はあえて強気の言葉ばかりを発信しているのも、ボート界を盛り上げるためだ。

この優勝で賞金ランクは1位に躍り出た。記念戦線に復帰後、4月に津でG1優勝、今回のダービーと結果を積んだが「まだ完全復活とは思っていない。グランプリで勝つこと、これが最後の忘れ物。それを取ったら本当、いつ辞めてもいい」。秋の夜に輝いた峰の伝説は年末まで続く。(大久保晋)

峰竜太(みね・りゅうた) 1985(昭和60)年3月30日生まれの38歳。173センチ、52キロ。血液型はB。佐賀県唐津市出身。県立唐津西高等学校卒業。選手養成95期生、佐賀支部所属。同期には山田哲也、金子拓矢、河村了、岡村仁、海野康志郎らがいる。2004年11月・からつでデビュー(2着)。05年11月・からつで初優勝。SGは07年・オールスター(住之江)で初出場。17年・オーシャンカップ(まるがめ)で初優勝。ほか、23年ダービー(蒲郡)などビッグ6冠。GⅠ17Vを含む通算優勝は100回。

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