上條暢嵩がG1通算2回目
下関プレミアムG1ヤングダービー
2023年9月25日6:00公開
下関ボートのナイタープレミアムG1「第10回ヤングダービー」は24日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、2号艇の上條暢嵩(29、大阪)が2コースからコンマ18のSでまくりを決め、2019年4月・下関ダイヤモンドカップ以来となるG1通算2回目の優勝。賞金1200万円を獲得して同ランクはレース前の51位から21位に急浮上するとともに、来年3月・戸田で開催されるクラシック出場権利も手にした。
2着は関浩哉、1号艇で人気を集めた入海馨は3着に敗れた。
ラストイヤーに懸けた上條
大会ラストイヤーに懸けた上條が思い出の地で躍動した。「素直にうれしいです」とレース後には笑顔。「足はこれ以上ない仕上がりでした。下関は相性がすごくいいです。レース前からやれる気がしました。根拠のない自信があったけど、その通りになりました。経験で勝てました」とまさに貫禄の勝利と言える。
予選ラストの5枠戦で果敢に前付けに出て白星を獲得。得点率同率で並んだ入海馨には上がりタイム差で下回ってしまい、予選は惜しくも2位となったが、準優は圧巻の逃げ。
今節に入ればまさに格上の存在だった。優勝戦では2コースから「入っていると思った」とコンマ18の好Sを決め、G1初Vに燃える入海の動きが「早起こししてSを放っているのが見えた」と冷静な状況判断。行き足で先行すると、すかさずジカまくりを敢行。入海をのみ込んでG12Vの歓喜のゴールを駆け抜けた。
当地はG1初Vを達成した思いで深い水面。「下関は自分のボート人生の中でも分岐点。あの優勝がなかったら今の自分はない」。その後はSGの舞台でも活躍。昨年のクラシックでは準Vと結果も残した。
「ヤングダービー自体、大阪の優勝がなかったので、大阪が獲れて良かった。まだすごい後輩がたくさんいるので、また大阪支部の誰かが取ると思います」。ヤングダービーの今後は大阪支部の後輩に託し、自身のSG戦線でのさらなる活躍を誓った。
上條暢嵩(かみじょう・のぶたか) 1994(平成6)年1月4日生まれの29歳。168センチ、52キロ。血液型はO。大阪市出身。府立大塚高等学校中退。選手養成110期生、大阪支部所属。同期には三浦敬太、森永隆、北川太一、酒井俊弘、河野大、三浦洋次朗、白神優らがいる。12年5月・住之江でデビュー(6着)。16年6月・住之江で初優勝。G1は19年4月・ダイヤモンドC(下関)で初優勝。SGは19年・オーシャンC(とこなめ)で初出場。22年・クラシック(大村)で初優出(2着)。G12Vを含む通算優勝は22回。
入海馨、悔しさで号泣
優勝戦1号艇でG1初優勝を狙った入海馨だったが、2コースの上條暢嵩にジカまくりを食らい、首位争いならず。初タイトルはならなかった。レース後は悔しさで号泣。「上條さんのプレッシャーがすごかったです。それに負けてしまいました」とラストイヤーVにかける上條の気迫、執念に屈した。ただ、それでも道中で追い上げて3着を確保と意地は見せ「いい仕上がりでいけた。この悔しさを次に生かして頑張ります」と来年に向け、雪辱を誓った。
【優勝戦選手のコメント】
関浩哉(2着) 悔しいです。エンジンは仕上げられたけど、優勝戦に入るともうちょっとという感じでした。この借りは来年の桐生で返します。
小池修平(4着) 整備して足はかなり良くなっていた。いい展開だったけど、何もさせてもらえなかった。めっちゃ悔しい。
松山将吾(5着) 優勝戦はちょっと重すぎた。道中走る位置も悪かった。ただ、初日5着2本からしっかり流れを変えられたし、いいシリーズだったと思います。
新開航(6着) 質のいいSを行けたらと思っていたけど、放ってしまった。伸びに寄せていたので勝負できると思ったけど内も良かったし、あまり伸びなかったですね。