川野芽唯が11年ぶりG1制覇
徳山・レディースチャンピオン
2026年8月12日18:00公開
山口県・徳山ボートのPG1「第40回レディースチャンピオン」は最終日の11日、12Rで優勝戦が行われた。絶好枠の川野芽唯(40)=福岡=が、コンマ05のトップSを決めてイン速攻。2015年12月のクイーンズクライマックス以来、2回目のG1制覇を遂げるとともに、優勝賞金1300万円を獲得した。2着にはG1初出場、初優出と活躍した千葉真弥、3着には堀之内紀代子が入った。
SGクラシックに出場権
自らが理想とする最高の形で、夏の女王の座をつかみ取った。川野がイン速攻の完勝劇。節イチパワーの千葉も、6年ぶりの戴冠を目指し握ってきた平山も、まったく寄せ付けなかった。「自力で得点トップで優出して、しっかり逃げればかっこいい」。前日の優出インタビューで語った王道Vを成し遂げると、川野はピットで出迎えてくれた福岡支部の仲間たちに向かって2度、小さくガッツポーズした。
文字通り、自力でつかんだ。不利枠だった初日のドリーム戦を道中の追い上げで3着。上々の滑り出しを果たすと2日目は4コースまくり、イン逃げの連勝で一気に波に乗った。ハイライトは4日目12R。無傷4連勝でシリーズをけん引した千葉との直接対決に川野が2着、千葉が5着と先着。逆転トップに立つと、残る2戦を危なげなく逃げ切った。地元・福岡で行われた2015年12月のクイーンズクライマックス以来、2度目のG1V。勝ち方にこだわるのは初戴冠が、F前退きによる恵まれだったこともあるのかもしれない。
今期はここま勝率で7.31と自己最高を狙えるハイペース。優出も今年早くも10回と絶好調だが、その要因を川野は「昨年ぐらいからボートが好きだと認められるようになったから」だと分析する。きっかけは弟子の存在。出産を経て実戦復帰した大山千広の練習に付き合い「きつさよりも楽しかった」ことで自覚した。また昨年8月の若松・お盆シリーズで優勝戦1号艇ながら2着となった苦い敗戦で「楽しさと、もっと頑張りたいがコラボして」強い川野が誕生したという。
賞金1300万円を加え、これで女子賞金ランクは2位に浮上。何より来年3月のSGクラシック(からつ)切符を手に入れたことへの喜びが大きい。「私が権利を取るにはG1を勝つしかないんで。前に出たときは緊張で何もできなかったし、次は頑張りたい」。40才を迎えても衰えない向上心。日々成長を続ける川野が、女子戦だけでなく、もっと上の舞台でも活躍を誓う。
川野芽唯(かわの・めい) 1986年3月25日生まれの40歳。163センチ、46キロ。血液型はAB。福岡県出身。県立嘉穂中央高等学校卒業。選手養成100期生。福岡支部所属。同期には秦英悟、桐生順平、宮地元輝、平高奈菜、鎌倉涼らがいる。2007年5月・若松でデビュー(4着)。10年12月・児島で初優勝。SGは16年クラシック(平和島)で初出場。G1は、11年レディースチャンピオン(三国)で初出場。15年クイーンズクライマックス(福岡)、26年レディースチャンピオン(徳山)で優勝。G12Vを含む通算優勝は19回。
G1デビュー戦で準V 千葉真弥
価値ある準Vで存在感を示した。2コースから渾身の差しハンドルを入れた千葉真弥は「足は変わらず良かった」と万全の状態で挑んだが、川野芽唯をとらえることはできず、順走が精いっぱい。それでもG1デビュー戦でいきなり勝って水神祭。そのまま4連勝してファイナル入りと今大会は話題を振りまいた。「今節は楽しかった。またこういう舞台に来られるように頑張ります」。大きく成長させてくれたシリーズを振り返り、リベンジを誓った。
戦い終わって
堀之内紀代子(3着)仕上がりはめちゃ良かった。完璧でした。絶対、舟券に貢献すると頭に入れていた。大成長です。
守屋美穂(4着)リングを交換していい状態で臨めた。レースの反省点を今後に生かしたい。
平山智加(5着)内二人のSが速くて後ろからのまくりになってしまって、あれでは届きませんよね。
西橋奈未(6着)平凡機で自分の仕事量としては最善は尽くしました。今度は抽選でいいのを引きたい。6コースは遠かった。Sして下がってました。
売り上げ目標クリア 第40回レディースチャンピオンを開催した徳山ボートは、6日間で114億2914万4800円を売り上げ(返還なし)、目標の100億円を大きく上回った。