小坂尚哉が今年3勝目
からつ・中日スポーツ杯
2026年8月4日12:00公開
佐賀県・からつボートの「中日スポーツ杯」は最終日の3日、12Rで優勝戦が行われた。絶好枠の小坂尚哉(39)=兵庫=がコンマ09のSを決めて逃げ快勝。当地初Vを果たした。2月のとこなめ、4月のまるがめに続く今年3回目、通算では28回目の優勝となった。2着には地元の大久保信一郎、3着には河野真也が入った。
予選1位の中辻崇人が準優で姿を消す波乱の流れも、すべてが小坂にとっては追い風へ変わった。「スイッチは入りましたね。優勝戦の1枠と2枠では、だいぶ違いますから」と振り返る。スリットでは右に構えた加藤翔馬がへ先をわずかにリードするスリット。「逆にいい壁になって回りやすかった」と兵庫の後輩の快Sに感謝を忘れない。
今年は3回目の優勝。調子良くVロードを駆け抜けているが、その先に思うのはやはりSGの大舞台だ。「クラシックですか。もちろん出場を狙ってますよ。僕はSGに出たことがないので」。長年見てきていた夢はおぼろげながら、姿を現してきた。今年後半戦は、はっきりとした目標へ向かって突き進むのみだ。
吉川元浩や吉田俊彦、同期の稲田浩二らの背中を必死に追いかけて、20期10年間にわたりA1級を維持し続けている。そんな尼のホープと呼ばれた彼も、すでに不惑の年を目前に控えてきた。加藤翔馬や山下大輝ら新たな芽は大きく実を結ぼうとしている。彼らの波にのみ込まれるのか。いや、今節の優勝で再び存在感を示すことができた。若手達にあらがう力はたっぷりと残っている。さあ、あと3つ。夢へ野望へ、勝利の執念を燃やす夏だ。
(高橋亮考)