松本純平がG1初優出V
常滑・トコタンキング決定戦
2026年6月19日18:00公開
とこなめボートの開設73周年記念G1「トコタンキング決定戦」は18日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の松本純平(31)=埼玉=がコンマ14のトップスタートを決めて逃げ切り2018年11月デビューから7年7カ月でG1初優出、初制覇の快挙達成。優勝賞金1200万円を獲得し、賞金ランク37位に浮上した。鋭く差し込んだ新田雄史が節間6回目の2着、3着は佐々木完太が入った。
早大、埼玉支部、中日ファン
大仕事を成し遂げた充実感。コンマ14。会心のトップスタートで歴戦のSGウイナーをねじ伏せた松本は「取る気持ちで(とこなめに)来た。達成感があります」と胸を張った。
前節の宮島周年が次点で悔しい予選落ち。G1初優出と記念戦線では新顔だが、リベンジに燃えていた。同じ埼玉支部の先輩、桐生順平からは「気持ちをしっかり持つことが大事」と言われ、その教訓がここ一番で生きた。スタート展示で後手に回り、2コースの池田浩二にあおられる。
「しびれましたね…。終わったと思った」。ただ、ここまできてジタバタしてもしょうがない。集中力を研ぎ澄まし、決めた渾身(こんしん)のトップスタート。旋回出口でレバーを握り直した時、横には誰もいない。「いいターンできました。勝ったと思いました。あっという間の3周でした」と白い歯がこぼれた。
兵庫県豊岡市出身で埼玉支部。幼い頃には元阪神の投手、能見篤史さんのお父さんから野球を教わった。でも中日ファン。「落合監督の強かった時代に刺激され、好きになった。今でも応援してます」。大学(早大)時代にボート雑誌「マクール」のアルバイトをしたのがきっかけでレーサーになった変わり種。「クラシックの権利が取れたことが、うれしい。これからはSGで活躍できる選手になりたい」。ボート界の“まつじゅん”は力強く胸を張った。
(竹尾和久)