峰竜太が7回目のSG制覇
蒲郡・ボートレースクラシック
2026年3月30日18:00公開
蒲郡ボートのナイターSG「第61回ボートレースクラシック」は最終日の29日、12Rで優勝戦が行われた。絶好枠の峰竜太(41)=佐賀=がインからコンマ11のSを決めて逃げ快勝。23年の当地ダービー以来、通算7回目のSG制覇を成し遂げた。賞金4200万円を獲得して同ランキングは1位に浮上した。2着は西山貴浩、3着には山田康二が入った。
グランデ5に王手
峰にとって、数々のドラマが詰まっている蒲郡水面。今年はドラマは起きなかった。いや、起こさせなかったことが、強さの証明でもあった。予選首位通過から準優、優勝戦を逃げ完勝しての王道V。クラシックでは初、SG通算では7回目の戴冠だった。
やっぱり涙はあった。3周2Mを回り、つめかけた大観衆の声援を目に焼き付けた。「正直に言うとこれが最後かもと思いながら走ってた。たくさんのファンの1000本ぐらいのアロハとか目に焼き付けてゴールしました」。最高のうれし涙だった。
『4カドの峰』を披露して波に乗った。初日、2日目前半と3、3着で迎えた2日目11R。峰は4カドからコンマ08のトップSを決め、イン白井を撃破した。そこから逃げ、2コースまくりと3連勝して予選をフィニッシュ。Sは3走目から準優まで4連続ゼロ台と切れ切れだった。弟子の定松は準優1着も不良航法で賞典除外となったが、その弟子の思いも背負った1800メートルだった。
15年のメモリアルでは篠崎元志との抜きつ抜かれつの死闘の末に2着。SG初優勝を逃し大泣きした。20年4月のG1・65周年記念では優勝戦1号艇でまくられた上にエンスト失格したこともある。唯一勝てなかった場で潮目を変えたのは23年のダービー。長期離脱を経て復帰したSGで優勝、24場制覇と通算100Vを同時達成するメモリアルVだった。昨年もFなどで不調に陥り優勝はわずか1回だったが、またこの蒲郡で輝きを取り戻した。
この優勝で賞金ランクは1位に躍り出た。表彰対象となるグランデ5にも王手(残るはメモリアル)をかけたが「そういうのはモチベーションになる。3年ぐらい頑張れる」と意欲をのぞかせた。来年の地元からつクラシック切符を獲得できたのも大きい。不思議にもまだ地元SGを入ったことがないだけに「もう1回挑戦させてもらえる。佐賀に強い選手はいっぱいいるけど地元の大将として頑張りたい」。多くの目標、モチベーションがスーパースター峰をさらに強く、輝かせる。
峰竜太(みね・りゅうた) 1985年3月30日生まれの41歳。171センチ、52キロ。血液型はB。佐賀出身。唐津西高等学校卒業。選手養成95期生、佐賀支部所属。同期には山田哲也、河村了、岡村仁、海野康志郎、金子拓矢らがいる。04年11月・からつでデビュー(2着)。05年11月・からつで初優勝。07年・オールスター(住之江)でSG初出場。17年・オーシャンカップ(まるがめ)でビッグ初優勝。G1・20V、SG7Vを含む通算優勝は105回。
必死の差し届かず 西山貴浩
打倒、峰竜太を全面に掲げて挑んだ2号艇の西山貴浩は、強力に仕上がった出足を生かして2コースから的確に差したが、届かず2着。それでも「(コンマ13の)スタートは完璧。フルダッシュで行けました。湿気があった分、少し重さはあったが、1マークは冷静に差せました。やれることはやり尽くしました」とレース内容に納得の表情。ただ、ピットから引き揚げる際にカメラマンに囲まれる峰の姿を見つけると「またアイツ泣いてやがる。泣くな、こらっ」とライバルに声をかけて悔しがった。
戦い終わって
山田康二(3着)優勝戦に入ったら全然でしたね。Sも全然わからなかった。
桐生順平(4着)1マークああなってしまったので仕方ないです。調整とかも含めてもう一度やり直そうと思っています。
山口 剛(5着)舟がかかっていたし、もう引ける状態じゃなかった。仕方ないです。仕上がりとしてはまあまあだった。
大上卓人(6着)節イチじゃないけど足はよかった。内がへこんでいるように見えたから締めていったが危なかった。まだまだですね。今まで通りにやっていく。
売り上げ目標達成 蒲郡ボートで行われたSG「第61回ボートレースクラシック」6日間の売り上げは191億3784万7000円に達し、目標の190億円を上回った。