末永和也が完勝
尼崎・BBCトーナメント
2026年1月26日18:00公開
兵庫県・尼崎ボートのプレミアムG1「第7回ボートレースバトルチャンピオントーナメント」は25日、12Rで決勝戦が行われ、1号艇の末永和也(26)=佐賀=が逃げ切って昨年12月のとこなめ周年以来となる4回目のG1優勝を決めた。尼崎では初。この勝利で来年3月にからつで行われるSGクラシックの出場権を獲得した。2着は茅原悠紀、3着は新田雄史が入った。
地元SGの出場権確保
いつもは飄々(ひょうひょう)としてあまり感情を表に出さない末永が、珍しく右手にガッツポーズを作ってトップゴールに飛び込んだ。3日続けて強風で安定板装着となった中、荒れる尼崎の水面とは対照的に今節の安定感は出色だ。
「ダービーを勝ったとき、(ヘルメットの)シールドを上げようかとモタモタしてたらできずに不完全燃焼でした。だからきょうは、ちゃんとやろうと思った」と周囲を笑わせる。
茅原が奇襲ともいえる3カド戦に出たが、報道陣に「展示からですか。まったく気付きませんでした」と持ち前の天然ぶりを発揮。「追い風が少し吹いてきたのでスタートのことばっかり考えてた。それにイン戦の時は前付けがない限り、前しか見てないんで」とこれも卓越した集中力がなせる業だろう。
ボート界に吹き荒れる佐賀の風。リーダー峰竜太を筆頭に今年最初のG1芦屋周年を2歳年下の定松勇樹が制し、来年3月に地元のからつで行われるSGクラシックの出場権を手中にした。
「サダと(常住)レンがいて、いいライバル関係を築けているのが大きい。お互い切磋琢磨(せっさたくま)しているのが強み」と末永。「サダが先に(クラシックの)権利を取っておめでとうと言ったばかりなのに、こんなに早く取れるとは思わなかった」と喜んだ。
昨年の暮れには初めてグランプリにも出場したが、歴戦の先輩レーサーたちの厚く、高い壁にはね返された。「メンタルの弱さを感じた。でもあの厳しさがあって今につながっている。早く記念を勝てて余裕ができたので最終的にまたグランプリに行けたら。去年の反省を生かしつつ走れたらなと思う」と意気込む。
これで年明けから破竹の3節連続V。それでも「最近は抽選運をはじめ本当についてます。この先が怖いぐらい。すべて運です。ベルト姿? 絶対似合ってないでしょ」。腰に栄えあるチャンピオンベルトを巻いた7代目王者は、最後まで自然体で胸を張った。
(竹尾和久)
連覇ならず2着 茅原悠紀
大会連覇を狙った茅原悠紀だったが惜しくも準Vに終わった。3カドからコンマ17のSで果敢に攻めたが、あと一歩及ばなかった。
「仕上がりは良かったし、(リング4本を交換して)足は良くなっていた。新田選手にも“仕上がっているなぁ”と言われたし、かなり押していた」と納得の仕上がりで臨むことができた。(3カドを選択したことは)「水面が良くなり、ちょっとでも勝ちに寄れるように。お客さんも湧くだろうと思って…」。連覇こそならなかったが、力は出し切れたことで納得の表情を見せた。
売り上げ目標クリア 第7回バトルチャンピオントーナメントを開催した尼崎は、4日目間で80億6883万4100円を売り上げ、目標とした75億円を大きく上回った。