鎌倉涼がPG1夏・冬連覇
大村・クイーンズクライマックス
2026年1月1日18:00公開
長崎県・大村ボートのプレミアムG1「第14回クイーンズクライマックス」は最終日の31日、12Rで賞金女王決定戦が行われ、1号艇の鎌倉涼(36)=大阪=がイン速攻で優勝。G1初優勝した昨年8月のレディースチャンピオンに続く、PG1夏・冬連覇を達成した。2着には渡辺優美、3着には川野芽唯が入った。
鎌倉は優勝賞金1700万円を加え、6081万9266円で賞金ランクは2位に。遠藤エミは優勝戦4着ながら6500万円超で5年連続の賞金女王に輝いた。
11Rのシリーズ戦優勝戦は若狭奈美子(37)=岡山=が制した。
トップSのイン逃げ
付け入る隙を与えなかった。強めに吹く、向かいのまくり風も、連覇を狙う遠藤らライバルたちも鎌倉はまったく寄せ付けなかった。インからトップタイのコンマ07のS。カドからエース機の遠藤がまくりを狙って握ってきたが、慌てることなく先マイし、力強く押し切った。
「ほっとしました。展示で(小野)生奈ちゃんが良さそうだったけど、本番はなんとか持ちました。出来過ぎです」と昨年の遠藤に続く夏・冬PG1連覇に笑顔を見せた。
引き寄せた流れにしっかりと乗った。トライアル初戦を3号艇で2着とすると、4号艇の2回戦で4着、3回戦の抽選で1号艇を引き当ててきっちりと逃げ切り、首位通過した。8月の浜名湖レディースチャンピオンで悲願のG1初タイトルを獲得。何度もファイナルを経験しながらもはね返され、G1初出場から15年の歳月を要したが、勝ち切れた自信は大きな財産となって、鎌倉をさらに技術的にも、精神的にも強くしていた。
「浜名湖の時よりも緊張してました。バイオ燃料が初めてだし、Sが心配だった」と1号艇の重圧に、不慣れな要素も加わったが、それでも克服してみせた。
子どもの存在はもちろん、夫である深谷知博の存在も大きな力になっている。「同じ大村で勝ったよと言いたい」。深谷がSG初Vを飾った思い出の大村でビッグタイトルを獲得したことに縁も感じる。来年のクイーンズクライマックスは地元の住之江。「その質問来ると思ってました。目の前の一走一走をしっかりと頑張って、来年も出られたらいい」。まだ気は早いが、大会連覇も目指し、地に足をつけて一走一走全力を尽くす。
(大久保晋)
鎌倉涼(かまくら・りょう) 1989年4月30日生まれの36歳。大阪府出身。159センチ、45キロ。血液型はA。府立摂津高中退。選手養成100期生、大阪支部所属。同期には秦英悟、川野芽唯、中田元泰、末永由楽、桐生順平、宮地元輝、和田兼輔、青木玄太、平高奈菜、松崎祐太郎らがいる。2007年5月に住之江でデビュー(5着)。11年6月の芦屋で初優勝。G1は10年3月のレディースチャンピオン(下関)で初出場。25年8月のレディースチャンピオン(浜名湖)で初優勝。通算優勝はG12Vを含む24回。
遠藤が5年連続女子賞金トップ
連覇の夢はかなわなかった。遠藤エミは4カドからまくり強攻を狙ったが伸び切れず。「伸びに寄せたけど出足も悪くなかった。いい仕上がりだったけど、それだけにSが…」と唇をかむ。コンマ07、トップタイのSを踏み込んだが一瞬のちゅうちょが伸び足を欠く結果となってしまった。4着に敗れたが、5年連続賞金トップの座は守った。第一人者は、来年また気持ちを新たに女子ボート界の先頭を突っ走る。
【選手の話】
渡辺優美(2着) 仕上がりはめちゃくちゃ良かったですよ。全ての足が良かったのでもったいないことしました。また来年頑張ります。
川野芽唯(3着) 足は一番いい状態でした。ツケマイが決まるかと思ったが、(渡辺)優美ちゃんの方が仕上がりも良さそうだった。
小野生奈(5着) Sは全速でいいのが行けたと思う。仕上がりもすごく良かったので悔いはない。出直しです。また次に頑張りたい。
平高奈菜(6着) ずっと6コースのイメトレをしていて5コースの心構えができていなく、Sに集中し切れなかった。足は、どうですかね。悪くはなかったと思います。
売り上げ目標達成 第14回クイーンズクライマックスを開催した大村ボートは、6日間で245億5760万1900円を売り上げ、目標の230億円を上回った。