中スポ・ボートレース予想

結果

末永和也がSG初優出初優勝

津・ボートレースダービー

2025年10月27日18:00公開

津ボートのSG「第72回ボートレースダービー」(優勝賞金4200万円)は最終日の26日、12Rで行われた。一番人気に推された1号艇の末永和也(26)=佐賀=が、コンマ13の快Sを決めてそのまま押し切り、SG初優出で見事に優勝した。2着には差し伸びた茅原悠紀が入った。大会連覇を狙った桐生順平は3着。地元の新田雄史は全速に出たが及ばず、6着だった。

優勝戦2周目の2マークを先頭でターンする末永和也
優勝戦2周目の2マークを先頭でターンする末永和也

賞金ランキング4位に躍り出る

うれしいVゴールだ。末永和也がSG優勝戦1号艇のプレッシャーをはねのけて、堂々SG初優勝を成し遂げた。佐賀支部の先輩である峰竜太、宮地元輝、師匠の上野真之介が2マークに最も近い場所へ陣取り、レースを見届けてくれた中での優勝だった。

「いや、残念ながら先輩たちに気が付く余裕はなかった。でも、ゴールした後に声援がすごくて。そこで実感が湧いてきました」。ピットに戻ると師匠に「やったな」と声をかけられた。いろいろな意味が含まれたひと言だった。苦労が、本当に報われた瞬間だった。

「昨年の定松(勇樹)がクラシックでプレッシャーの中を逃げた姿を見て、すごいと思っていた」。そして今、そのすごいことをやり遂げた自分がいる。「ここまでこれるとは思っていなかった。ダービージャケットもメダルも重かった」。幼いころからの夢は、26歳の若さで早くもかなった。

ボートレースダービーを制し、ポーズをとる末永和也=津ボートで
ボートレースダービーを制し、ポーズをとる末永和也=津ボートで

優勝戦を完走すれば自然と18位以内は確定していたが、この優勝により、前日の26位から4位へ上昇。11月25日から始まるSGチャレンジカップ(福岡)では、グランプリ2ndステージの6位以内を狙う立場へ変わった。「ここまできたら、2ndステージから出られるように」。夢はかなったはずだったが、すぐに次の夢が待っている。若きスターは、最終決戦までさらなる進化を遂げるはずだ。

(高橋亮考)

末永和也(すえなが・かずや) 1999年2月16日生まれの26歳。173センチ、54キロ。血液型はA。佐賀県出身。佐賀県立唐津商業高校卒業。選手養成124期生、佐賀支部所属。同期には高憧四季、佐藤航、前田翔、中島秀治、篠原晟弥らがいる。2019年5月・からつでデビュー(3着)。22年10月・若松で初優勝。SGは23年クラシック(平和島)で初出場。25年ダービー(津)でSG初優勝。G12Vを含む通算優勝は17回。

SG3Vならず 茅原悠紀

4号艇から通算3回目のSG制覇を狙った茅原悠紀は、インから逃げた末永には届かず2着だった。「回していって正直、展示は回し過ぎかと思ったけど、足は良かったと思います」と舟足も上々だった。選考勝率1位で主軸として挑んだ今大会。ドリーム戦勝利で人気に応え、ベスト6まで駒を進めたこの結果には満足できるようで「2着で2000万を稼げたし、何より無事故で終われて良かった」と充実感に満ちた表情。依然として賞金ランクは3位のままだが、2位・池田浩二に約36万円差、1位・佐藤隆太郎に約570万円差と急接近。グランプリ2ndの1号艇も射程圏に入ってきた。

【戦い終わって】

桐生順平(3着)Sがあれではという感じですか。ただ、道中で3着に入れたのは良かった。悪いレースではなかったと思う。

渡辺浩司(4着)仕上がりはすごく良かったんですけどね。1Mのターンが…。着に絡めなくて残念だったけど、いい経験になりました。

赤岩善生(5着)ベストな足で臨めた。展示はトップSでいい感じで行けていたが、見え過ぎていたことが裏目に。少し保険をかけてしまった。

新田雄史(6着)仕上がりうんぬんではなくて実力不足でした。地元のSGだったけど6着だったので何もないです。今回は実力不足。それだけでした。

 

売り上げ目標達成 第72回ボートレースダービーを開催した津ボートは6日間で135億1054万6000円(返還2億5660万9200円)を売り上げ、目標の130億円を上回った。

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