2号艇の馬場貴也が差す
びわこ・ボートレース甲子園
2025年7月14日18:00公開
最終日の12Rで優勝戦が行われ、京都府代表で2号艇の馬場貴也(41)が2コースからコンマ15のSで差しを決め、G2は2022年3月・第65回秩父宮妃記念杯以来となる2回目の優勝。賞金510万円を獲得して同ランク(13日午後5時現在)は、レース直前の16位から12位に浮上した。1号艇の秋元哲は2着惜敗、3着には関浩哉が入った。
完全復活への足掛かり
地元びわこで、馬場が完全復活への足掛かりをつかんだ。同Sタイミングの秋元がインから先マイを決めるが1Mは明らかなオーバーターン。その隙を馬場は逃さない。鋭角に差し込みBSで先行。あとは地元ファンの大声援を受けながら、ゴールまで一人旅した。
「チルトを0度に下げて体感、出足は良かった。きょうが一番良かった」と、内寄り2コース向きの万全な仕上がりに。季節ごとの風の流れ、波の動きなど熟知するびわこでの開催に「地元のアドバンテージがあった」ことも見逃せない。
「この2カ月くらいは苦しかった。いろいろ思い出して泣いてしまった」。SG、記念、一般競走でも最良の結果が出ず悩み続けた。SG5冠、G17Vを誇る実力者の目には時折、光るものがあり「もともと涙もろいけど、人の温かみとかを思い出すと…」と、不調が続いた中で、師匠の守田をはじめ周囲からの励ましを受け、昨年のメモリアル以来となるVへ手を届かせた。
来年11月にびわこで、2003年以来となるSG開催が発表された。それも発奮材料になる。「完全復活? そう願いたいけど、まだ不安はある。でも、リズムは上がった。優勝していなかったので焦っていたけど、少し気が楽になった」。11カ月ぶりのVを起爆剤に。後半のグレード戦線で馬場が本来の姿をみせつける。
馬場貴也(ばば・よしや) 1984(昭和59)年3月26日生まれの41歳。168センチ、52キロ。血液型はA。京都府出身。府立東陵高等学校卒業。選手養成93期生、滋賀支部所属。同期に長田頼宗、渡辺浩司、岡祐臣、長尾章平、杉山裕也らがいる。2003年11月・三国でデビュー(5着)。07年4月・びわこで初優勝。SGは12年・メモリアル(桐生)で初出場。18年・チャレンジC(芦屋)で初優勝。ほか、24年・メモリアル(まるがめ)などビッグ5冠。G17Vを含む通算優勝は65回。
痛恨1M響き準優勝 秋元哲
V最短の位置にいた秋元哲は準Vにとどまった。予選首位で準優も1着。1号艇のファイナルは、互角にSを踏み込み、イン先マイを決めたが、2コースの馬場に差された。「準優の丸野君のまくりを見ていましたから、(1Mは)まくりを警戒し過ぎた。それで掛からなかった」と、脇が甘くなった1Mを振り返った。「足自体はずっと良かった。リベンジしたいですね。また練習してきます」。最初のG2優出が6コースから2着。2度目がインから3着で、3度目の今回がインから2着と、もどかしい結果からの脱出を誓った。
【戦い終わって】
関浩哉(3着)Sは全速。向かい風が吹いていた割に対応できたと思う。ただ、準優に比べると調整は合っていなかったかな。押し感があまりなかったし、乗りにくさもあった。
丸野一樹(4着)(秋元に)警戒されていたので、まくり差し狙いだったが、うねりでハネてしまった。仕上がりは変わらずいい状態で行けたと思う。
峰竜太(5着)足は優勝戦も抜群だった。このエンジン、峰竜太が認めるエース機ですよ。ただうねりがあって、後ろを走ると乗れなくて、勝負ができなかった。
坪井康晴(6着)調整の失敗で、めちゃくちゃ乗りづらかった。準優の方が良かったかな。(Sも)S展示で鳴いたので本番は仕掛けていったけど、ミスしてしまって届かなかった。