中スポ・ボートレース予想

結果

池田浩二がSG11冠目

戸田・グランドチャンピオン

2025年6月30日18:00公開

グランドチャンピオンを制し、ポーズをとる池田浩二=ボートレース戸田で(斉藤直己撮影)
グランドチャンピオンを制し、ポーズをとる池田浩二=ボートレース戸田で(斉藤直己撮影)

埼玉県・戸田ボートのSG「第35回グランドチャンピオン」は29日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、1号艇の池田浩二(47)=愛知=がインからコンマ13のトップSで逃げを決め、2022年のグランドチャンピオン以来、3年ぶりとなるビッグ通算11回目、戸田では初の優勝を飾った。賞金3700万円を獲得して、同ランクはレース前の8位から2位に浮上した。2着は冷静に差して回った中田竜太、2周1Mで佐藤翼の内を鋭く差し抜けた桐生順平が3着に入った。

珍しく左手でガッツポーズ

最後まで主役の座を譲ることなく、その強さを改めて知らしめた。SGのなかのSGと呼ばれるハイレベルな舞台に選考順位1位、21年連続で出場する池田が、ファイナル1号艇でコンマ13のトップS。昨年の当地ダービーVの再現を狙う桐生、渾身(こんしん)の差しハンドルを入れる中田もなすすべなし。ただ勝者の背中を追いかけることしかできなかった。

真っ先にゴールを駆け抜けると、冷静な池田が珍しく左手でガッツポーズ。ファンに手を振り、喜びを力いっぱい表現した。「出来過ぎですね。この年になって(SGを)勝てるというのは想像がつかない。(優勝できるとは)思ってもなかった」と目尻を下げる。

開催前までビッグ10冠を誇るテクニシャンでも、1997年のデビューからこれまで戸田で優勝ができなかった。今節も苦手意識を持ったままの参戦だったが「(ペラを)戸田はこんな感じか、みたいなことは発見はできた。乗りやすさがあれば成績が残せると思いました」。これが通算23場目の優勝。ようやく肩の荷を一つ下ろすことができたことに安堵(あんど)の表情を見せる。

この優勝で獲得賞金は8500万円を超えて同ランクは2位に急浮上。グランプリ出場当確圏に入っても「今までやってきたことをやるだけです」と厳しく自分を戒め、次なる戦いへ集中力を研ぎ澄ます。このあとは、びわこBR甲子園を経て、まだ勝っていないSGオーシャンカップ(徳山)、8月には残る24場目の若松・メモリアルとSGロードが続く。「いつか、いつかと言っていたら勝てない。数少ないチャンス、走れれば優勝したい」。クレバーな男が一瞬だけ見せた勝利への渇望。47歳となっても進化のスピードはとどまることを知らない。

(島田清二)

池田浩二(いけだ・こうじ) 1978年4月3日生まれの47歳。170センチ、54キロ。血液型はO。愛知県常滑市出身。県立知多高等学校中退。選手養成81期生、愛知支部所属。同期には寺田祥、佐々木康幸、飯山泰、深井利寿、正木聖賢、川原正明、繁野谷圭介らがいる。97年11月・とこなめでデビュー(6着)。99年5月・とこなめで初優勝。SGは、2000年・オールスター(蒲郡)で初出場。03年・グランドチャンピオン(まるがめ)で初優勝。ほか、25年・グランドチャンピオン(戸田)などビッグ11冠。G114Vを含む通算優勝は99回。

Sも精いっぱい行った 中田竜太

地元で初のSG優出を果たした中田竜太に、栄光はあと一歩届かなかった。「これ以上合わせられないというところまで調整は合わせて行けた。Sも精いっぱい行った」と、準優勝という結果に納得の表情。「これだけやって、次につなげないとやってられない」と次こそは、の思いも高まった。地元3選手で参加して全員で優出。中でも2号艇ともっともVに近い枠を手にしたのは中田だった。「今からでも実力をつけるのは遅くない」。まだまだ、この男は強くなる。

戦い終わって

桐生順平(3着)敗因はとにかくSにつきます。向かい風は分かっていたけど、追い風でずっと練習していたので…。

佐藤翼(4着)Sは想像以上に遅かったし、質も悪かった。仕上がりは良かった。次こそSGを取りたい。

片岡雅裕(5着)展開もなかったね。それでも2Mはもっとうまく回りたかった。仕上がり自体は悪くなかった。

峰竜太(6着)早めに引けば3着は取れたかも。だけど優勝を狙いに行った。Sは完璧に見えていたけどね。分かっていたけど行けなかった。

 

売り上げ目標クリア 第35回グランドチャンピオンを開催した戸田ボートは、6日間で161億7806万6400円を売り上げ、目標額の145億円を大幅に上回った。

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