中スポ・ボートレース予想

結果

遠藤エミが女子PG1夏冬連覇

QCシリーズは勝浦真帆

2025年1月2日12:00公開

優勝戦の1周目2マークを先頭で回る❶遠藤エミ=ボートレース蒲郡
優勝戦の1周目2マークを先頭で回る❶遠藤エミ=ボートレース蒲郡

愛知県・蒲郡ボートのナイタープレミアムG1「第13回クイーンズクライマックス」は12月31日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、1号艇の遠藤エミ(36、滋賀)がインからコンマ13のSで逃げを決め、2017年以来、2度目のティアラ戴冠を決めるとともに、史上初の同一年女子PG1夏・冬連覇を達成。賞金1700万円を獲得して、女子同ランクは4年連続5回目の年間賞金女王に輝いた。

1Mを握って攻めた細川裕子が2着、3着は三浦永理が入った。

11Rで行われた「QCシリーズ」優勝戦は1号艇の勝浦真帆(29、岡山)がインからトップSで逃げを決め、通算2回目の優勝を飾った。

表彰式で金のインゴットを手にする、優勝した遠藤エミ(中)、2着の細川裕子(左)、3着の三浦永理
表彰式で金のインゴットを手にする、優勝した遠藤エミ(中)、2着の細川裕子(左)、3着の三浦永理
2回目の戴冠「ホッとした」

喜びよりも、重圧から解放された安堵(あんど)の方が大きかったか。憎らしいばかりの完勝劇で3周を駆け抜けた遠藤が、ピットに戻ると一気にその目を充血させる。今井美亜ら仲間たちが祝福にかけつけると、「ホッとしました。仲間の笑顔が一番うれしい」。17年以来、2回目となるティアラ戴冠に、涙ながらの笑顔を浮かべた。

最強女子の強さを見せつけた。夏のPG1・レディースチャンピオンを連覇し、4年連続選考1位で迎えた今大会。エンジン抽選でWエースの1つ64号機を引き当てると、一気に流れをつかんだ。

「引いた時は(エースと)知らなかったけど、舟を降ろして一発目出た時にいいと分かった」。

1、2回戦の連勝などオール2連対でファイナル絶好枠をつかむと、優勝戦は安定板装着の悪コンディションにも動じず、コンマ13のSを決め、ライバルたちに仕事をさせなかった。

22年のクラシックで女子初のSG覇者。今年は史上初の夏・冬女子PG1連覇と記録を次々と塗り替えていく遠藤だが、すごいのはその成績だけでなく人間性もだ。いつでも謙虚、そして愚直でステージが上がれば上がるほど、向上心も増していく。

2月には女子PG1・スピードクイーンメモリアルが新設される。当然、女子PG13冠の期待が膨らむ。そして、グランプリ制覇の大目標もある。「(スピードクイーンは)タイムでなく推薦になったけど、もちろん全部取りたい。グランプリはまだそこを意識して走る力はないけど、1走、1走集中して走ればチャンスはあるかもしれないので頑張りたい」。妥協せず、決して満足することなく、遠藤は25年もさらなる高みへ突き進む。

遠藤エミ(えんどう・えみ) 1988年2月19日生まれの36歳。滋賀県出身。154センチ、45キロ。血液型はA。県立八幡商業高等学校卒業。選手養成102期生、滋賀支部所属。同期には小山勉、河合佑樹、桑原悠、山田康二、上野真之介、前田将太、島田賢人、高野哲史、上條嘉嗣らがいる。2008年5月・びわこでデビュー(6着)。12年11月・鳴門で初優勝。G1は17年・Qクライマックス(大村)で初優勝。SGは15年・メモリアル(蒲郡)で初出場。22年・クラシック(大村)で初優勝。Lチャンピオンは3回、24年・Qクライマックス(蒲郡)優勝し、G15Vを含む通算優勝は45回。

エミちゃんがうまかった 細川裕子

地元でG1初制覇を目指した細川裕子は準V。枠なり3コースからの全速まくりで、イン逃げの遠藤の外を強襲したが、あと一歩及ばなかった。「1マークはいいターンができたと思ったんですけど、やっぱりエミちゃんがうまかった」と勝った相手の強さを認めた。

ただ、前日に仕上げたパワーは、コンディションが変化したこの日も健在で「調整を外したかなと思っていたけど、走ってみると足は良かったと思う」と実戦ではピタリ。その攻撃力と調整力で、新年こそG1Vをつかむはずだ。

戦い終わって

三浦永理(3着) 最後も全然合っていなかった。安定板が付いて、さらに訳が分からなくなってしまった。結局、初日が一番良かった。3着結果だけど悔しい。

海野ゆかり(4着) (トライアルの)最初の足が悪かったので足は上出来だったと思う。回り過ぎていたのでチルトはマイナスの方が良かったかも。やることをやっての結果だし、無事故で終わったのが良かったと思う。

平山智加(5着) コースは一つでも内へと思っていったけど…(取れなかった)。スタートは自信を持って行けたけど、展開がなかった。

渡辺優美(6着) 悪くはなかったんですけど、回転が上がり過ぎちゃっていましたね。

初Vから2カ月で2V 勝浦真帆

待望だったデビュー初Vはたった2カ月前のこと。勝浦真帆が、その時と同じ蒲郡水面で、早くも2回目のVを手にした。ピットに引き揚げると「ホッとしました」。大歓声の中で人気に応えられたことに、笑顔で充実感を漂わせた。

G3クイーンズクライマックスシリーズ戦で優勝し、トロフィーを手にする勝浦真帆
G3クイーンズクライマックスシリーズ戦で優勝し、トロフィーを手にする勝浦真帆

新年に目指すのはもう一つ上のクイーンズクライマックス本戦の舞台。「まずFは切らないように、常に優勝を目指して、目の前のレースをしっかり走りたい」。実はまだG1出場も経験がないが、この勢いなら新年は間違いなくステップアップを果たせそうだ。

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