瓜生正義が地元周年17年ぶり優勝
福岡・チャンピオンカップ
2024年12月14日12:00公開
福岡県・福岡ボートのG1開設71周年記念「福岡チャンピオンカップ」は最終日の13日、最終12Rで優勝戦が争われ、インコースから好Sを踏み込んだ1号艇の瓜生正義(48、福岡)が、人気に応える逃げで快勝。当地の周年は54周年以来17年ぶり2回目、当地の特別戦は7回目(内訳はSG3回、G14回)のVを決めた。2着は4号艇の大上卓人、3着は3号艇の渡辺浩司が入り、瓜生と人気を二分した2号艇の毒島誠が敗れたことで中穴配当での決着となった。
これぞ千両役者だ。今節のシリーズリーダー瓜生が、最後も圧倒的な人気に応えて堂々の押し切り勝ち。「最後はお客さんも多かったし、勝ててよかった。ありがとうって声援も聞こえたし、やっぱり地元で勝つのはうれしい」。これで福岡のG1は4回目のV。SG3回を含めて特別戦は7回目のVと、地元の大エースが予選1位通過からの王道Vで主役の任務を全うした。
決定打は序盤から軽快だったエンジンパワー。手にした25号機は中堅ランクのエンジンだったが、ボート界屈指の整備巧者の手にかかると一変。「伸びはずっと良かった。優勝戦は課題だったターンでのトルクも出て今節で一番の足だった」。当地で無類の実績を誇る大エースに、超抜級の機力が備われば他艇になすすべはなかった。
これで今年は3月の住之江周年と合わせてG1は2V。2022年に選手会長(現選手会代表)に就任して以降は一般戦でもVから遠ざかっていたが、ようやく本来の姿を取り戻しつつある。「二足のわらじはいろいろ難しい一面もあります。でも、いい人生経験ができている。今年はその切り替えがうまくできるようになってきたかな」
走る選手会長
以前の選手会長は就任するとレースをほとんど走ることがなく公務に専念していたが、7月に引退した上滝和則さんが『走る会長』の道を構築。先駆者への感謝も忘れなかった。「メリットもデメリットもあるけど、上滝さんがいろんな方面に掛け合って道を作ってくれた。今、レーサーとして走れているし、こんな結果も出せてありがたい気持ちですね」
次走は2年ぶりに出場する大一番のグランプリ。地元で大仕事を果たしたが、気持ちはすでに3日後の前検へ向いている。「ここで一段落せずに、そのままの勢いで行きたい。今の優勝で喜び過ぎるといけないので、逆に気を引き締めていきたい」。これまでのSG11冠はまだレーサー人生の序曲。走る選手会長としてさらに道を紡ぐべく、ボート界最高峰の戦いで新たな1ページを開く。