下出卓矢が2回目のG1優勝
三国・北陸艇王決戦
2024年12月4日6:00公開
福井県・三国ボートの開設71周年記念G1「北陸艇王決戦」の優勝戦が3日、12Rで争われた。4カドからトップSを放ってまくった金子拓矢がフライングで散った中、下出卓矢(38、福井)が2コースから冷静に差し抜けて優勝。地元周年記念は初優出で19年の平和島周年以来5年ぶり2回目のG1優勝を飾った。2着は逃げた上野真之介と6コースからまくり差した佐藤翼の競り合いとなり、上野が1周2Mで差し返して2番手へ浮上し、佐藤の猛追を抑えた。
下出が持ち前を調整力を存分に発揮して今垣光太郎(52、58、61回大会)、中島孝平(69回大会)に続く福井支部選手による三国周年Vを成し遂げた。
節間通じてさえ渡るS勘は優勝戦も同様。ただ、2コースからコンマ07の鋭い踏み込みを決めるも4カドからトップSを放った金子にまくられる苦しい展開。「まくられたし、ターンマークだけしっかり回るイメージでいった」と3コースの毒島を抑えて1Mを先に回ると、BSでは一気に伸びて先頭へ。2Mを全速ターンで後続を突き放し、決着をつけた。
レース直後は「結果は良かったけど、事故艇もあったので…」と複雑な表情を浮かべたが、金子にまくられておらず、決まり手は差し。それが分かると「ギリギリまでペラ調整と整備をして伸びだけでなく、グリップ感も出足も良かった」と喜んだ。
今回のG1制覇で来年3月に若松で行われるSGクラシックへの出場権を手にした。「地元周年を勝てた以上にSGに行けるのが、うれしい」とにっこり。過去SGは3回出場しているが、すべて予選落ち。「もっとペラを研究してSGでも勝てるように力を付けたい」と、さらなる飛躍を誓った。
(瀬川剛司)