関浩哉が2M逆転優勝
桐生・ヤングダービー
2024年9月24日0:00公開
群馬県・桐生ボートのナイタープレミアムG1「第11回ヤングダービー」は23日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、1号艇の関浩哉(29、群馬)がインからコンマ02のSで2M逆転を決め、6大会ぶり2回目、G1は1月・第5回バトルチャンピオン(大村)以来となる通算4回目の優勝。賞金1300万円を獲得して、同ランクはレース直前の17位から12位まで浮上した。あと一歩のところでV逸した川原祐明が2着、3着には井上忠政が入った。
賞金ランク12位に浮上
のどから手が出るほど欲した地元G1タイトル。大会ラストイヤーの関が上州の地で一等星に輝いた。
際まで踏み込んだS。気迫で1M先マイはしたが、登番一つ違いの同期・川原が絶妙のまくり差し。BSで舟を届かせ2Mを先取られたが、上のステージで活躍が続く経験値は、ここでこその場面で生かされる。わずかな隙を逃さず舟を内に向けた関は、次のターンで一気に突き放し優勝を確信。イン圧勝劇とはいかなかったが「直線は良かったですね。(勝てて)ほっとしました。同期ワンツーができて良かった」と最良の結果を出して落ち着きを取り戻した。
地元G1は周年に2節出場しているが、ともに予選落ち。桐生でこの大会の開催が決まり「1年前から意識していた」とここでの活躍に照準を合わせ、全身全霊でどのレースにも取り組み、育ててくれたプールへようやく恩返しができたことを誇らしげに話す。
これでヤングダービーは史上初の複数回Vを達成。賞金ランクは12位までジャンプアップし、年末の大一番に向けたマネー争いはかなり有利な位置につける。「グランプリは意識している。(それまでに)事故をしないように」。今年の群馬支部はクラシックで毒島誠、グラチャンを土屋智則が勝ち、その勢いはとどまることを知らない。吹き荒れる群馬旋風に背中を押される関。まだ経験したことがない最高峰の舞台で、偉大な先輩たちと肩を並べて走る日は3カ月後にやってくる。
(島田清二)
関浩哉(せき・ひろや) 1994(平成6)年11月16日生まれの29歳。158センチ、51キロ。血液型はO。群馬県富岡市出身。県立吉井高等学校卒業。選手養成115期生、群馬支部所属。同期には仲谷颯仁、権藤俊光、佐藤隆太郎、野中一平、川原祐明、豊田健士郎、前田紗希らがいる。2014年11月・桐生でデビュー(5着)。18年・第5回ヤングダービー(浜名湖)で初優勝。SGは19年・クラシック(戸田)で初出場。23年・GPシリーズ(住之江)で初優出。G14Vを含む通算優勝は16回。
あと一歩及ばず 川原祐明
まくり差しで関浩哉の地元Vを脅かした川原祐明は道中、デッドヒートを繰り広げたが、あと一歩及ばず2着に終わり「まくり差しは完璧だった。絶対入っている、差さったと思ったけど、1周2マークでターンマークに寄り過ぎた。あと少し、足が足りなかった。悔しい」と、手が届きそうで届かなかったG1タイトルを逃し肩を落とした。関と同じ29歳。これでヤングダービーは最後の出場となったが「次以降に生かしたい」とA1級復帰をまずは目指し、川原は今後のGレースでの活躍を誓った。
戦い終わって
井上忠政(3着)Sはためてしっかりと行けました。フルショットで行こうと思っていて、その通り行けた。ただ、回転は少し余していましたね。
佐々木翔斗(4着)回り過ぎでSしてから劣勢だった。でも、出足系にしたので仕方ない。まだまだ足りないことばかり。
沢田尚也(5着)準優はいい調整で行けたんですけどね。展開もなかったですね。しっかり合わせればいいエンジンだったけど…。
畑田汰一(6着)想定外の展開。まくられる想定で調整していたので回転が合っていませんでした。