養成所チャンプに吉田一心
第135期終了記念競走
2024年9月21日12:00公開
ボートレースの「第135期選手養成訓練終了記念競走」が20日、福岡県柳川市のボートレーサー養成所で家族、関係者約350人が見守る中で行われた。リーグ戦勝率上位6選手による「養成所チャンプ決定戦」はイン発進となった2号艇の吉田一心(20)=大阪=が、1マークは鈴木柊介に差されたもののバックで伸び返して2マークを先制し、抜きで逆転優勝。大阪支部では第120期の馬野耀以来、14人目となる養成所チャンプに輝いた。1年間の厳しい養成所生活を終えた29選手(うち女子9人)は、11月に全国の各レース場でデビューする予定。
吉田が逆転で養成所チャンプの座をつかみ、レース直後はガッツポーズで喜びを爆発させた。リーグ戦の勝率1位で1号艇だった宮崎は展示から迷わず大外6コースを選択し、2号艇だった吉田にインが転がり込んできた。「インになって逃げるだけ、自分のターンをすることだけを心掛けた。1マークは握って回ることができた。ターンが膨らみ差されたけど、2マークで勝負できると思った」
いったんは2コースの鈴木に差されたが、バックで伸び返して逆転。2Mを先取るとそのままリードを奪ってゴールへ飛び込んだ。「最後の1周ランプがついて、後方に誰もいなかったので優勝を確信した」と、流れる汗も気にせずに笑顔をはじかせた。
幼いころに祖父母に大阪・住之江ボートへ連れて行ってもらい、「音、スピードと迫力あるレースが格好良かった」と魅了され、ボートレーサーに憧れたという。1年間の厳しい養成所生活を乗り越えて、夢を実現させた。
一方で、関西大学経済学部に在学中という『二刀流』を貫く。「文武両道でレースしている同じ大学の石本(裕武)選手に追い付き、追い越せるように頑張っていきたい」と胸を張る。将来は「SGに出たい。子どもたちに夢を与えるような格好いいレーサーになりたい」と熱く語る。第135期チャンプは11月の住之江でデビュー戦を迎える。