中スポ・ボートレース予想

結果

4号艇の茅原悠紀が逆転V

大村・オーシャンカップ

2024年7月29日12:00公開

優勝戦の1周目2マークを先頭で回る❹茅原悠紀=ボートレース大村(共同)
優勝戦の1周目2マークを先頭で回る❹茅原悠紀=ボートレース大村(共同)

長崎県・大村ボートのナイターSG「第29回オーシャンカップ」は28日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、4号艇の茅原悠紀(37、岡山)が4コースからコンマ08のSで2M逆転を決め、2014年・第29回グランプリ以来となるビッグ通算2回目の優勝。賞金3600万円を獲得して、同ランクはレース直前の19位から3位に浮上した。

2周1Mで椎名豊を差し抜いた1号艇の山口剛は2着惜敗、3着には椎名が入った。

第29回オーシャンカップで優勝した茅原悠紀=ボートレース大村(共同)
第29回オーシャンカップで優勝した茅原悠紀=ボートレース大村(共同)

本当に2回目が遠かった

昨年、史上最多の6回もの優出を重ねても届かなかったSGの頂点に、茅原悠紀が今年SG初優出であっさり到達した。大外から制した平和島グランプリでのSG初制覇は2014年のこと。「10年間取れなくて、本当に2回目が遠かった。何で取れないんだろうとずっと思っていたので、本当に良かった」。ヘルメットを脱ぐと瞳はうるうる。「自分が一番喜んでいるみたい」。初制覇とは違い、苦労を乗り越えて味わううれしさに、こみ上げるものを抑えられなかった。

準優で0.5度だったチルトを、人生初のチルト1度にはねたセッティングがぴたりとハマった。「1.5度も2度も3度もしたことはあるけど、1度は初めて。特訓と試運転で出足も伸びも良かったし、1(着)を取るなら、験かつぎでチルトも1がいいかなと思った」

その1度の効果でスリットからぐいっと伸ばしてまくり先制。ただ、イン山口剛も必死の抵抗で「引き波にハマらずに残した剛さんはさすがでした」。バックストレッチは山口との並走で自身は外側。決して有利な態勢ではなかったが、まくり差して山口の内に迫った椎名豊が何よりの援軍になった。2マークで山口と椎名で競り合ったところを一気に差し切ってV。「レーサーを18年もやっていますから、さすがにあの展開は差せる。決まり手は”椎名君”でしたね」と笑った。

大会前に19位だった賞金順位はこれで一気に3位まで浮上。「下半期でどれだけやれるか。実験ですね」。昨年は「今年はグランプリを取る」と公言して序盤から突っ走ったが実現ならず。違った道順で今年こそ頂点をつかむのか。自らの力を試す半年間が今スタートした。

茅原悠紀(かやはら・ゆうき) 1987(昭和62)年7月11日生まれの37歳。171センチ、53キロ。血液型はA。岡山市出身。県立東岡山工業高等学校中退。選手養成99期生、岡山支部所属。同期には坂元浩仁、水摩敦、下出卓矢、小林泰、乙藤智史、木下大将、井上大輔、津久井拓也らがいる。2006年11月・児島でデビュー(2着)。09年12月・宮島で初優勝。SGは12年・オールスター(浜名湖)で初出場。14年・グランプリ(平和島)で初優勝。ほか、24年・オーシャンC(大村)でビッグ2冠。G110Vを含む通算優勝は56回。

2Mで流れ、まさかの2着 山口剛

まさかまさかの結末だった。2010年・クラシック以来、14年ぶりのSG制覇を狙った1号艇の山口剛は、1Mこそ茅原悠紀のまくりに耐え、BSで迫る椎名豊を2Mで外からかわそうとしたが、ともに流れて2着でのゴールとなった。

「完敗です。持ったと思ったけど5番(椎名)も半分くらいかかっていたので、行かせて差しても駄目だったと思う」と激戦を振り返った。

来月にはまるがめで行われるメモリアルに出場が決まっており、山口は「また頑張ります」と同じナイター競走でのリベンジを誓った。

【戦い終わって】

椎名豊(3着) もうちょっと出足が欲しかった。やれることはやりました。もう少しエンジンを出せないと勝てないですね。

磯部誠(4着) 調整の芯は食っていなかったけど、こんなものかなという感じでは行けました。4番(茅原)、5番(椎名)には分が悪かったけど、自分らしい調整はできたと思う。

斉藤仁(5着) Sはもう少し行きたかったですね。でも、自分のできることはしたと思うし、仕上がりも良かった。

菊地孝平(6着) 優勝戦の仕上がりは悪くなかった。それより茅原選手が素晴らしかった。また頑張ります。

ボートレース関連ニュース