中スポ・ボートレース予想

結果

土屋智則、2度目のSG制覇

第34回グランドチャンピオン

2024年7月1日6:00公開

優勝戦の1周目2マークを先頭で回る❶土屋智則=ボートレース尼崎(共同)
優勝戦の1周目2マークを先頭で回る❶土屋智則=ボートレース尼崎(共同)

ボートレースの第34回グランドチャンピオン(SG)最終日は30日、兵庫県尼崎市のボートレース尼崎で6選手による優勝戦(1800メートル、3周)が行われ、39歳の土屋智則(群馬)が1分50秒0で優勝し、昨年のクラシック以来2度目のSG制覇を果たした。1着賞金3600万円を獲得。

1コースの土屋はトップスタートを決め、堂々と逃げ切った。2コースの宮地元輝(佐賀)が2着で、過去2度の優勝がある池田浩二(愛知)が3着に入った。

セット交換が奏功、完封ショー

あっと言う間の独走劇だった。

インからレバーを当て、トップでスリットを通過した土屋が行き足をグイグイ伸ばして1Mを先取ると、誰も寄せ付けない完封ショーをみせた。駆けつけた1万人を超えるファンの大歓声を背に受けながら、SG2冠のゴールをガッツポーズで駆け抜け、「今まで経験したことがないお客さんがいて、レースをしているときもすごい声援が聞こえてきた。それが励みになった」。ウイニングランでは感謝の投げキッスを連発した。

エンジンさまさまだ。今節は大手術とも呼ばれる”セット交換”に着手した選手が半数近くの24人。成功例が多かったのも事実だが、機力相場が目まぐるしく変化する激動シリーズとなった。土屋は4日目の予選ラストでセット交換。それからは実戦パワーが劇的上昇カーブを描く。その勢いで準優、優勝戦ともに1号艇のVロードを歩み、「スタートして余裕があったし完璧。セット交換が功を奏して全部が良くなった。100点です」と4号機に惜しみない賛辞を贈った。

獲得賞金ランクは5位まで順位を上げ、2年連続となるグランプリ出場はほぼ決定。「去年はクラシックを優勝して守りに入ってしまった。大敗して悔しさしかなかったグランプリを射程にとらえたし、そこを目指して頑張る。去年よりひと回り成長したいい一年になる。賞金ランク6位以内とかじゃなく1位を狙う」。

年はトライアル1stで6、6着敗退と苦杯をなめた。屈辱的な経験をした悔しさは住之江に置いてきたままだ。今年こそは、その”忘れ物”を取り戻しにいく。土屋の壮大な雪辱物語の幕が尼崎で開いた。

第34回グランドチャンピオンを制し、ポーズをとる土屋=尼崎で(共同
共同)
第34回グランドチャンピオンを制し、ポーズをとる土屋=尼崎で( 共同)

土屋智則(つちや・とものり) 1985(昭和60)年2月6日生まれの39歳。164センチ、52キロ。血液型はB。伊勢崎市出身。県立伊勢崎商業高等学校卒業。選手養成97期生、群馬支部所属。同期には長岡良也、田中和也、柳生泰二、池永太、前沢丈史、西山貴浩らがいる。2005年11月・桐生でデビュー(1着)、09年1月・とこなめで初優勝。SGは13年・チャレンジカップ(津)で初出場。23年・クラシック(平和島)でビッグ初優勝。24年・グランドチャンピオン(尼崎)でビッグ2冠。G12Vを含む通算優勝は36回。ボートレーサーの土屋千明は実姉。

行き切れなかった 宮地元輝

常に一戦必勝を自らに課す宮地元輝は、準Vの結果にも及第点を与えることはなかった。「一生懸命やったつもりだったんですけどね。2着分の仕事しかできませんでした。満足のいく仕上がりではなかった」と、優勝に届かなかった原因は自らの調整力不足と認めた。

スリットは16で、優勝した土屋智則に及ばず「行き切れなかった」と無念の一言。ただ、前回SGのオールスターは同じ優出2号艇で全く見せ場なく6着だったが、今回は十分に好内容の走りを見せた。

【戦い終わって】

池田浩二(3着) Sは展示で決まらなかったので、早仕掛けしてアジャストばかり。行き足がこなかった分、置いていかれたし、足は並だった。

平本真之(4着) 少し合っていなかったし、急に風がやんでSも行けなかった。難しい一日だった。Sも横一線では6コースは厳しい。勝った土屋君がお見事だった。

上條暢嵩(5着) セット交換は考えずに勝負しようと思っていた。正直、セット交換の人とは足の差があったかもしれないけど、ここまで頑張れたし、また次のSGでも頑張る。

西村拓也(6着) 回転が上がりやすい気象条件の方が伸びは良かったけど、優勝戦は上がりにくい条件で厳しかった。1マークも宮地選手がうまかった。

6日間の記録

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